「いのちの停車場」吉永小百合「どう死ぬかは、いかに生きるか」

いのちの停車場
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「どう死ぬかは、いかに生きるか」吉永小百合インタビュー

 

 

「いのちの停車場」で初の医師役の挑んだ俳優・吉永小百合が映画公開を控えインタビュー に応じています。

「小学6年のとき学芸会に出て映画女優になりたいと思った」と明かす吉永小百合は、この「いのちの停車場」は、彼女の出演映画122本目なる作品で、自身がぜひにと願って実現した初めての医師役に挑戦されたものです。

この映画の役柄は、専門用語が多く苦労したという指導的立場の救急医から在宅医に転身する役で、戸惑いながらも患者に寄り添う医師・咲和子を演じ、「新しい役への挑戦は俳優にとっては楽しみであり、この仕事の大きな魅力」と手応えを語っています。

映画「いのちの停車場」

映画「いのちの停車場」は、著者・南杏子による長編小説で、救急医を辞め、訪問診療医に転身した62歳の女性医師が直面する在宅医療の現場を通じ、老老介護や終末期医療、積極的安楽死といった現代日本の医療制度の問題点やタブーに向き合い、医師や患者および患者の家族の姿を描いたもの。

監督は成島出、脚本は平松恵美子、主演は吉永小百合

あらすじ

東京の大病院で救急医療に携わってきた62歳の医師・白石咲和子は、若手事務職・野呂のミスをかばった結果、事件の責任を問われて退職し、金沢の実家へ戻って仙川が院長の小さな在宅医療診療所「まほろば診療所」で訪問診療医として働き始める。

救急医療に長年従事し在宅医療など難なくこなせると考えていた咲和子は、勤務初日から在宅医療ならではの難しさに直面し戸惑うことばかりで自信を失いかけるが、訪問看護師の麻世に、咲和子を追ってやって来た野呂がスタッフに加わることになり、スタッフたちの支えを受けて、老老介護、半身麻痺のIT社長、小児がんの6歳女児などさまざまなケースに向き合い学んでいく。

一方で、咲和子の実家では高齢の父が骨折の手術入院を契機に誤嚥性肺炎、脳梗塞を発症して、脳卒中後疼痛の激しい痛みから「これ以上生きていたくない」と口にするようになり、元医師の父が望む積極的安楽死を巡り医師として、娘として激しく葛藤する咲和子はやがて1つの決断を下す・・・

スタッフと出演者

監督…成島出
脚本…平松恵美子
原作…南杏子
製作…冨永理生子

出演者

吉永小百合 ・松坂桃李  ・広瀬すず  ・南野陽子 ・伊勢谷友介
柳葉敏郎  ・小池栄子  ・伊勢谷友介 ・みなみらんぼう
泉谷しげる ・石田ゆり子 ・田中泯   ・西田敏行

 

 

吉永小百合インタビュー

脳死問題を扱った成島監督の「孤高のメス」を見て吉永は「自分も医師役で出たいと監督にオファーしていた」。最適なネタを見つけられるまで10年待ったが、医師で作家の南杏子さんの同名小説を原作にすることで希望をかなえたという。撮影を前に、役作りのため病院で指導を受けることになっていたが、コロナ禍で訪問が難しくなり、逆に医師らが撮影所に出向いてくれたという。

 

命を助ける救急医、命に寄り添う在宅医、それぞれの立場を理解するのに役立った

映画の終盤、病気で寝たきりになった咲和子の父が安楽死を求め、咲和子は苦悩するシーンでは、

どう演じたらいいか、ずっと悩み続けた。いくら考えても答えがみつからない。いっそその状態をそのまま出そう

成島監督は絶賛する。

ベテランの俳優は考えてしまいがちだが吉永さんは真っ白な状態だった。そこに奇跡が起こったと思った

吉永自身に苦い経験がある。実父が食事中の事故で脳死状態になり、3カ月入院。どうするのが一番いいのかわからないまま見送ったという。

「最期を一緒に考えてくれる医師がいたら何かが違っただろうと今は思える」 「どう死ぬかを考えることは、いかに生きるかを考えることに通じる」「あらためて命は宝物だと思う

吉永の願い

「コロナ禍の今、この映画がそのことを考えるきっかけになれば」

と、とかみしめるように話しインタビューに応じる吉永小百合、いつまでも若い女優さん!

話題の楽曲

エンディングテーマ「いのちの停車場」作詞:小椋佳 / 作曲:村治佳織 / 歌:西田敏行 

吉永小百合主演の医療ドラマ映画「いのちの停車場」のエンディングテーマ曲(村治佳織作曲)に、小椋佳が歌詞をつけた本作の応援歌「いのちの停車場」を、劇中で金沢の「まほろば診療所」の院長を演じる西田敏行が歌う

劇中歌「STATION」作詞・作曲・歌:みなみらんぼう

オフィシャルソング「Amazing Grace」歌:EXILE ATSUSHI

もう一つの話題

撮影は東映東京撮影所にて、2020年9月4日から新型コロナウイルス感染症対策に十分配慮した上で行われた。

主要キャストの一人である伊勢谷友介が大麻取締法違反容疑で同年9月8日に逮捕されたが、映画はテレビ・CMなど異なり鑑賞意図を持った観客のみが鑑賞する「クローズドなメディア」であって、「個人と作品は違う」との見解から、同年9月6日に収録済みの伊勢谷の出演シーンをカットせずに公開される見込みとなった。なお、公式サイトやポスターのキャスト紹介に伊勢谷の名前や写真は記載されていない。

 

「いのちの停車場」吉永小百合・・・5月21日公開

 

geralt / Pixabay